■新名称について
2022年4月、東京ニューシティ管弦楽団は、パシフィック フィルハーモニア東京 「Pacific Philharmonia Tokyo」に新しく生まれ変わります。Pacific Philharmonia Tokyo は [Pacific /太平洋・穏やか]×[Philharmonia / 音楽を愛する]×[Tokyo / 東京]の 3つのキーワードからなる造語です。太平洋ひいては世界に向けて、音楽を通じて国と国とを繋ぎ、平和と融合を音楽でもたらす(Pacifyする)使者でありたいとの願いを込めました。
新しいロゴマークには2つのラインが走っています。中心を貫く黒いラインは、弦楽器の弦であり、管楽器の管であり、打楽器のスティックを象徴しています。そして金色のライン、これはマエストロの指揮棒(タクト)てす。このシンボルマークは、楽団員とマエストロが一体となり、新しい音楽の航海に進む決意を表したものです。今後は新しい楽団、そして音楽監督の下、日本を、環太平洋を代表するオーケストラへと成長していく所存です。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
■飯森範親 音楽監督就任について
新楽団名と同じく2022 年4月より、飯森範親がパシフィックフィルハーモニア東京の音楽監督に就任致します。飯森は国内だけでなく海外でもそのキャリアを重ねてきたグローバルな視野を持つマエストロであり、国内では日本を代表するオーケストラをリードし音楽文化の普及に貢献してきました。一方、これまでの音楽活動の中で、様々な改革を進めてきたことでも高い評価を受けております。飯森は今年度シーズンから当楽団のミューシック・アドヴァイサーに就任しており、すでに定期演奏会や特別演奏会、地方公演などで指揮を行っております。今後はパシフィック フィルハーモニア東京とともに、斬新かつ多彩な音楽活動を展開してまいります。新音楽監督を迎えての新たなスタートにご期待ください。
今回の発表に併せて東京ニューシティ管弦楽団オフィシャルYouTubeにて飯森からの就任コメント動画を公開致しております。こちらもこ高覧いただき、是非記事などで取り上げていただけますと幸いです。
桐朋学園大学指揮科卒業。ベルリン、ミュンヘンで研鑚を積み、これまでにフランクフルト放送響、ケルン放送響、チェコ・フィル、モスクワ放送響等に客演。01年、ドイツ・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団音楽総監督(GMD)に着任し、ベートーヴェンの交響曲全集を録音するとともに、日本ツアーを成功に導いた。 国内では94年以来、東京交響楽団と密接な関係を続け、現在は特別客演指揮者。03年、NHK交響楽団定期演奏会にマーラーの交響曲第1番でデビュー。06年度 芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞、07年より山形交響楽団音楽監督に就任し、そのエネルギッシュな活動は高い評価を受けている。2014年シーズンから日本センチュリー交響楽団首席指揮者、2019年シーズンより山形交響楽団芸術総監督に就任。2020年1月より東京佼成ウインドオーケストラ首席客演指揮者、同年4月より中部フィルハーモニー交響楽団首席客演指揮者。2021年4月より東京ニューシティ管弦楽団ミュージック・アドヴァイザー(次期音楽監督)に就任。 2020年10月、新国立劇場のシーズンオープニング公演であるブリテンのオペラ「夏の夜の夢」を指揮、好評を博し大成功を収めた。
オフィシャル・ホームページ http://iimori-norichika.com
©山岸伸
【本件に関するお問合せ】一般社団法人東京ニューシティ管弦楽団